H22.01.08 ルリビタキ

ルリビタキ

<研究部会の活動報告>
*特に報告する活動はありません。

<生き物豆知識〜ツワブキ
ツワブキは「石蕗」と漢字で書くように、葉はフキにそっくりですが、北海道にまで
分布し冬に葉が枯れてしまうフキに比べ、南の方に偏って分布しています。
主に福島県以南の海岸の崖地などに生育する常緑で、キク科の野生植物です。
茶室の庭や日本庭園にも好んで植えられているので、東北地方南部以南では、海岸で
なくてもよく見かける植物です。
ツワブキは同じキク科のフキと同様、若い葉の柄は食べることができます。
九州南部ではフキといえばこのツワブキのことだそうです。
食べ方もほとんど同じですが、食べ頃はフキより一足早い2月から6月になります。
ツワブキとフキは似ているところが多い一方、あまり近縁ではないため、葉はそっく
りでもツワブキには春に「ふきのとう」は出ません。
晩秋から冬に根ぎわから茎を伸ばし、その先にキクの仲間としては比較的大きな花を
咲かせます。
ほかにあまり花が咲いていない時期のため、日溜まりに咲くツワブキの黄色い花はひ
ときわ目立ち、寒さの中にほんのりと暖かさを感じさせてくれるものがあります。
ツワブキは中国と日本の特産で、近縁種のカンツワブキ種子島屋久島にしか生育
しません。
日本ではどこにでも見かけるなじみ深いツワブキですが、世界的にみると野生では限
られた地域にしか生育していない貴重な植物でもあるのです。

<ワンポイント環境問題〜環境問題とオリンピック>
今や環境問題はスポーツの世界でも積極的に取り組まれています。
そのスポーツ界において、最高の競技の場がオリンピックです。
近代オリンピック競技大会は、現在約200の国と地域が参加し、選手数も1万人(冬季
大会を除く)を超えるまでになっています。
それだけに、この競技大会における影響力は世界的に大きなものがあります。
そこで、1992年の地球サミット(ブラジル)を契機に、国際オリンピック委員会.(IOC)
サマランチ会長(当時)のリーダーシップにより、オリンピック運動の柱として、従
来の「スポーツ」「文化」に新たに「環境」が加えられました。
この時点で、「環境」が、オリンピックを通して世界に理解を広め、普及、促進する
対象と位置付けられたのです。
また、加えて、オリンピック憲章にも環境保全の実践、啓発・啓蒙が盛り込まれまし
た。
具体的には、「IOCの役割」として記述されている部分の中で、「オリンピック競技
大会が必ず環境問題に関心を示し、またオリンピック・ムーブメントが必ず環境問題
に関心を示すよう取り計らい、そうした関心を活動に反映させ、またオリンピック・
ムーブメントに携わる全ての人々に環境保全の発展の重要性への関心を喚起する」と
しています。
そうした流れの中で、1995年、2002年オリンピック冬季競技大会の開催候補都市に対
して、初めて環境計画についての評価が下されています。

*<生き物豆知識>と<ワンポイント環境問題>の掲載情報は、イカリ消毒株式会社
環境保健情報室の協力によりイカリ消毒(株)発行の月刊「クリンネス」から提供さ
れております。
この雑誌についての詳細は下記URLにどうぞ。
http://www.ikari.co.jp/ 月刊「クリンネス」編集担当:大谷

<いきもの写真館>
 ここでは、特に私たちの身近にいるいきものたちを写真で紹介します。
第15回はルリビタキです。
繁殖期は高い標高の森林や亜高山帯にいる鳥ですが、冬は平地に降りてきて千葉県で
もヤブの中にいる姿を時々見かけます。
オスはとてもきれいな青い鳥ですが、これはメスなのでいまいちですね。

<研究部会からのお知らせ>
*皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
1月30日の総会では、できあがった書籍の見本を皆様にお披露目すべく、ただいま追
い込みにかかっております。
ご期待ください。

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す。
 研究部会長  邑井良守イカリ消毒株式会社) murai@ikari.co.jp