生物技術者連絡会通信 2024年4月号

生物技術者連絡会通信 2024年4月号

 

<生物技術者のための名所案内〜成東食虫植物群落>

 今月の中旬に私のもう一つの自宅がある佐倉市から近い千葉県山武市にある成東食虫植物群落に行ってきましたので、そのご紹介。場所はJR成東駅から歩いて30分強で着くんですが駅からの道順案内は皆無。ここはGoogle地図で目的地を目指しましょう。道は田舎道で複雑ですのでスクショしたGoogle地図での道順をどうぞ。

 鉄道の踏切を渡り集落を抜けるとただっぴろい水田地帯に出ます。水田の中を通る、その農道の遠い先に青い屋根の建物が見えてきて、そこが目的地です。何の変哲のない環境に見えますが、実はこの場所千葉県で初めて、大正9年に天然記念物に指定された由緒ある場所なんですよ。

 さて、青い屋根のビジターセンターに着いたら記帳して中に入ります。入場料は無料。木道に囲まれた中は広い原っぱのよう。

 でも、よく見ると黄色いウマノアシガタやキジムシロの花の他に青い花が見えますね。近づいてみるとハルリンドウの花で、あちこちにいっぱい咲いてます。

 それにここは食虫植物群落といってますから探せばどっかにあるはず…と、見つけました! 花は咲いてないけどこれはイシモチソウってやつですね。

 管理人のおじさんに聞いたところ食虫植物は8種生育していて、モウセンゴケはまだ葉が小さくて探しにくいとのこと、花はこれからトキソウノアザミも咲きだすとのことでした。う~ん、ちょっと早かったかあ。まあ、家からすぐ来れるんだからまた来よう! 身近なところにこんな素敵な場所があるって幸せですね。 

 

<今月のデータ~4月の探鳥散歩3か所>

 ようやく北陸の地でも天候が安定して晴れる日が多くなりました。私の探鳥スタイルは時速2キロくらいでゆっくり散歩しながら風景や花を見つつ、見聞きする鳥たちを記録していくというもの。さらにSDG'sよろしくできる限り目当ての場所までは鉄道か自転車か歩きで移動します。今月行った3か所について記録してみました。

 

①4月26日 金沢市海浜公園(普正寺の森)9時35分~11時30分 散歩の距離:約2.3km

 渡り鳥の中継地として有名な場所ですが、当日の森を歩いたら森全体に「落ちつきの無さ」が感じられました。やってきたばかりの夏鳥が森のあちこちの藪の中で動き回っているって感じです。記録した観察順の21種と遊歩道上で餌を探しているルリビタキを1枚。

ヒヨドリ、スズメ、ウグイス、カワラヒワホオジロハシボソガラスメジロルリビタキキジバトアカハラコゲラシジュウカライカル、オナガアオジエナガキビタキ、ツバメ、トビ、ツグミアオサギ

 

②4月27日 中池見 人と自然のふれあいの里 10時35分~11時15分 散歩の距離:約3.0km

 JR敦賀駅から歩いて30分。駅は新幹線開通の直後なので混んでましたねー。けど、歩きだしたらとたんに静かになりました。当日は田んぼの田植えイベントで近在の人が集まってにぎやか。記録した観察順の19種と田んぼの中でうるさく鳴いていたケリを1枚。

ケリ、ヒヨドリ、スズメ、ホオジロカワラヒワシジュウカラコゲラ、ウグイス、ハシブトガラスキビタキメジロイカル、サンショウクイアオサギカイツブリチュウサギ、トビ、ツバメ、モズ

 

③4月28日 浜黒崎海岸 9時45分~11時5分 散歩の距離:約3.2km

 JR水橋駅から歩いて40分、帰りは岩瀬浜駅からポートラムに乗って帰りました。日差しが強くてキャンプ場は賑やか。松林を後背にした砂浜の海岸べりを歩きます。シギチドリの渡りはまだで夏鳥はまだ来ないという端境期の雰囲気ですね。記録した観察順の23種と砂浜で鳴きながら飛び回るコチドリを1枚。

ヒヨドリシジュウカラカワラヒワコチドリムクドリウミネコメジロ、ウグイス、キジ、カワウ、ハシブトガラスキジバトホオジロ、スズメ、ヒバリ、カルガモ、ツバメ、コガモハシボソガラス、カンムリカイツブリハクセキレイイソヒヨドリヒドリガモ

 

<いきもの写真館No.159 カタクリギフチョウ

 前にもご紹介しましたが金沢市内の山間部にある平栗いこいの森では4月になるとカタクリの大群落が出現して、ここは同時にギフチョウの多産地でもあります。カタクリに集まるギフチョウという夢のような写真が撮れる場所なんですが撮影スキルの乏しい私、動きの速いギフチョウをとらえることがなかなかできませんでした。それで今年も挑戦しまして、やっとのことで撮った写真がこれです。有名なだけあって普段はひっそりとしたこの場所もこの時期はギフチョウ狙いのカメラマンが多く、彼らは場所を決めて椅子に座り、やってくるチョウを気長に待つという作戦に出ているようです。私はプロじゃないし、それほどヒマじゃないのでそんなことは勘弁ですが、1時間ほど粘れば歩いていてもこれくらいは誰でも撮れるかなって感じです。

 

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生物技術者連絡会 研究部会 邑井良守 yoshimori.murai@g