H22.08.18 オカヤドカリ

オオヤドカリ

<研究部会の活動報告>
*特に報告する事項はありません。

<生き物豆知識〜ハナアブ
 ハナアブはハエ目の短角亜目・環縫群に属する昆虫です。
環縫群はハエの仲間であり、終齢幼虫が脱皮せずに蛹となるため蛹は硬化した幼虫外
皮に包まれており、囲蛹と呼ばれます。
羽化のときは蛹の前端近くで、環状に裂け目が入る特徴を持っています。
ウシアブなどの吸血性のアブ類は、蛹の背中が縦に裂けて羽化する直縫群です。
 ハナアブやヒラタアブの成虫はハチに擬態して護身していますが、刺すことも血を
吸うこともなく花粉の媒介をする有益な昆虫です。
 日本全土に分布するハナアブ・シマハナアブ・オオハナアブは環縫群のハナアブ
科・ハナアブ亜科に属し、
幼虫は汚水に棲む水生で、腹端に長い呼吸管を持っているので「オナガウジ」と呼ば
れます。
その姿は不快視されがちですが、花粉媒介用にふやしている種苗園もあります。
ベッコウハナアブスズメバチ類の巣に生息し、ハチの幼虫の死骸を食べて育つ変わ
り者です。
外来種スイセンハナアブの幼虫はスイセン・ヒヤシンス・タマネギなどの球根を食害
する例外的な害虫です。

<ワンポイント環境問題〜エコ・ステーション>
 地球環境と地域の大気環境を守るため、今、クリーンエネルギー自動車の普及が大
きな課題となっています。
 クリーンエネルギー自動車は、平成13年6月の総合エネルギー調査会(総合部会/需
給部会)において、
「今後のエネルギー政策について(報告)」の中で、2010年には348万台の普及目標が
掲げられました。
これらクリーンエネルギー自動軍を普及させるためには、インフラ基盤としてその燃
料などを供給する施設が不可欠となります。
そこで社会から注目されているのが「エコ・ステーション」です。
 エコ・ステーションとは、クリーンエネルギー自動車のエネルギー供給拠点のこと
で、その種類には、電気・天然ガスメタノール・L
Pガスなどがあります。
 現在、平成16年3月末現在で全国に310件あり、その内訳としては、天然ガス222件
のほか、電気48件、メタノール8件、LPガス32件となっ ています。
また設置場所としては、都道府県別に一番多いのが東京都の40か所で、次いで愛知
県・大阪府の36か所、兵庫県の26か所、神奈川県の24か 所、埼玉県の20か所、京都
府の12か所となっており、残りの都道府県では10か所以下となっています。
 今後エコ・ステーションの数の増加如何が、クリーンエネルギー自動車の普及のカ
ギを握っているといっても過言ではありません。

*<生き物豆知識>と<ワンポイント環境問題>の掲載情報は、イカリ消毒株式会社
環境保健情報室の協力によりイカリ消毒(株)発行の 月刊「クリンネス」から提供
されております。
この雑誌についての詳細は下記URLにどうぞ。
http://www.ikari.co.jp/ 月刊「クリンネス」編集担当:関場

<いきもの写真館>
 ここでは、特に私たちの身近にいるいきものたちを写真で紹介しています。
しかし、特別に8月は「身近じゃない」いきものを続けてご紹介します。
第29回も小笠原ネタで強縮ですがオカヤドカリです。
天然記念物・・・にはなっていますが、小笠原ではそこら中にいます。
これはアフリカマイマイの殻に入っているやつで、この姿を一番見かけます。
中にはコーラの空き缶をしょっているやつも見かけたことがあります。

<研究部会からのお知らせ>
*お知らせする事項は特にありません。

 このメーリングリスト通信に関するご意見、お問い合わせ等は下記までお願いしま
す。
 研究部会長  邑井良守イカリ消毒株式会社) murai@ikari.co.jp